waca-jhi's diary

笑いも涙も浄化には大きい力になるといいます。そしてカルチャーショックは気付きの第一歩、たとえ小さくても感動は行動への第一歩。

やさしさで溢れるように

全てが正反対の個性を持ち5歳離れて生まれた姉妹は

現在、長女22歳、次女17歳です。

次女が5歳で難病になり

その時、長女は5年生でした。

その後、お母さんが倒れ、おじいちゃんが倒れ

家族に元気がなくなっていくのを明るく照らしたのは長女でした。

大きな声でガハガハ笑い、弱音一つ吐かずに笑顔でいたのは長女でした。

どこへ行くのも妹の体をかばい

雨の中、自分は濡れながらも車椅子を押し

どんな時でも大きな声で話しながら笑ってました。

立てなくなる妹の姿を見ながら

歩けなくなっていくそんな姿も見ながら

弱い妹を守りたい、いろんな苦難に負けたくない

"笑ってたら勝ち"

そんな気持ちが素直に行動に表れてました。

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長女の願いが通じたのか

次女の体は少しずつ良くなっていきました。

車椅子を降りて、走れるようになったのは

長女が16歳、次女が11歳の時でした。

長女が高校生、次女が中学生

それぞれが楽しい学校生活を送りました。

その後、長女が大学生、次女が高校生

次女は長女と同じ高校へ行き

ダンス部だった長女に負けじと、次女は軽音楽部へ入り

文化祭では2人とも親を楽しませてくれました。

それぞれが何もなかったかのように学校生活を送る日々が続きました。

普通に笑って過ごせる日々が、当たり前になっていきました。

そして、長女は今年の4月から東京へ就職することになりました。

その事を知った次女は、当たり前のように、その事を受け止めます。

長女もまた当たり前のように東京へ行く気でいます。

そんな中、先日、次女が音楽発表会で歌を披露することになりました。

歌った曲はJUJUの「やさしさで溢れるように」でした。

客席の一番後ろので見ていた長女は、スマホでその映像を撮りながら号泣しました。

ずっと号泣しながら、何度も目をこすりながら震える手でスマホを持っていました。

次女は歌いながら、長女のそんな姿をずっと見ていました。

一番後ろの正面で号泣している長女の姿を見ながら

しっかりとした声で「やさしさで溢れるように」を歌うことができました。

この記事は「病気」ではなく「健康」の観点で読むためにFBページ
難病克服支援センターさんの了解の上、記事を転載しています。

当たり前のことを当たり前のように振舞っていた2人でしたが

過去にあったお互いの思いは、ずっと強く心に残っていました。

長女は大人になり、安心して大阪を離れていきます。

次女もまた、お姉ちゃんが行った大学を目指します。

これからそれぞれの人生を歩いていく2人ですが

この歌の歌詞のような気持ちは、消えることはないと思います。

2人を見ていて思うことは

苦難があった分だけ強くなれたり、得られたことがたくさんあるんだと思いました。

難病克服支援センター

 ご息女が五歳の時に筋ジストロフィーと診断され五年後には寝たきりになるとの宣告を受け、一時は悪化していたものが「小さな光を追いかけ続けた結果約四年で血液検査も正常に戻り、自力で立て、走れ、自転車に乗れるまで回復・・」との体験をもとに、難病克服支援センターを運営していらっしゃいます。

                 

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