龍笛のケースと高麗笛のケース (坂根龍我 作品 紹介№400 )
え〜、蒔絵師の僕チンが塗り磨きだけで済ませる筈はなく・・。
黒塗りに黒で桜を少しだけ散らした。これを『夜桜』と呼ぶ。
元々は漆塗りがまだ若いうちに漆で絵を描き、しばらく置いてから拭き取ると、まだ若い塗りが絵の形に膨れたように浮き上がる。
これをそのまま艶を上げると、とても薄ぼんやりと黒塗りに黒絵が浮き上がり、控えめで上品な仕上がりになる。
この技法を夜桜と呼ぶんだ。
これもなかなか塗りの技術とタイミングのいる仕事である。
なので、今回は黒で少しだけ盛るように描いた絵をそのまま乾かし磨きをかける事で薄ぼんやり感を出す事にした。
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