胴ずり (坂根龍我作品 紹介№87 )
胴ずりという作業
金粉を固めた漆が乾いたので、金を磨いて、耀かせる作業。
胴ずりと呼ぶ。
木炭に水をつけ、金を研いでいく。
油と、砥の粉を混ぜたものを脱脂綿につけ磨いていく。
さらに、角粉(つのこ)を手に取り、油分を落とし、磨き具合を確かめていく。
角粉とは、鹿の角を蒸し焼きにして、粉に挽いたものである。
今はもう、手に入らない道具の1つ。
とても神経質な作業。
磨き過ぎると、金が剥げてしまい、また1からやり直しになってしまう。
1日を費やしたが、何とか磨き上がった。
まだ、完成の七割位かな。
坂根さんの作品は目次にも使えるピンタレストに入れてあります。
いつでもどれでもお好みの作品を楽しんでください。
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