病気になりやすい人、治りにくい人
脳には知性を司る「大脳新皮質」と
感情を司る「大脳旧脂質」があります。
これらの指令を受けるのが「間脳」いわゆる自律神経です。
心(旧脂質)が「休みたいなぁ」と思います。
しかし、頭(新脂質)がもっと「いや、もっと頑張らなければ」と思います。
こうなると、間脳(自律神経)は全く反対の指示を同時に受けるのです。
すると同然、間脳は混乱し、血流を上げればいいの?いや鎮めればいいのか?
体温を上げればいいのか、下げればいいのか・・・
交感神経優位にすればいいの?いや逆なの?ってなります。
病気になりやすい人は、知性の新皮質が勝ってしまいます。
「頑張っている人が偉い」みたいな教育を受けて競争ばかりさせられてきたからですね。
すると、感情の旧脂質を無視し、頑張り続けようとします。
このような状態が継続的に続くと
抑えられていた心と頑張り続けてきた体が狂い始めます。
それが病気に繋がるのです。
病気になって治す上でも同じことが言えます。
食生活や生活習慣を見直して、病気を治そうとします。
しかし、これも心が食べたいと思うものを我慢し
やりたいと思っていることも我慢し
苦しいと思う治療を受けたり
それでは、病気になった原因と同じことをしているに過ぎないのです。
心を抑えて、体を無理やり動かしているのは発病の原因と同じことです。
ですから「治すことを目標にしないでください」と私は常に言います。
なぜなら、治すための事は辛いことが多いからです。
大好きなラーメンも食べられないし、毎日食べていたスナック菓子も食べられない
ケーキもダメ、暴飲暴食もダメ、ダメダメダメ・・・ってなると
難病克服支援センターさんの了解の上、記事を転載しています。
心(旧脂質)は我慢しっぱなし、自律神経(間脳)は混乱しっぱなしになります。
ですから、治った後に目標を置いて欲しいんです。
治ったら何をしたいか、どんな自分で再スタートするか
将来の目標のためなら、我慢や辛いことはプラスの感情に転じます。
辛い我慢も目標をクリアするための事に置き換わるので、気持ちが積極的になります。
同じ事をするにも、我慢というマイナス感情で行うか、目標に向かうプラス感情で行えるか
この違いが「治りやすい人」と「治りにくい人」の違いなんです。
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