拭き漆 箱目止め作業(1) （坂根龍我 作品 紹介№196(杢5)）
【彦根市の漆芸家、坂根龍我さんの作品を楽しみましょう】
仕上がりの面を、出来るだけ滑らかに艶やかにし、杢目を活かすため、杢目の凹みを消してやる作業。
この作業をせずにして拭き漆仕上げとは、本当は言えないんだ。
サビ（キメの細かい砥粉と水、生漆を混ぜて練ったもの）をヘラ、又は筆、刷毛などを用いて、杢目に埋め込むように塗布していく。
厚すぎると研ぎが大変。
薄すぎると杢目が埋まらず取れてしまう。
今回は僅かに厚めに被せた。
この状態で外気で乾かす。
次は好きになれない研ぎを紹介します。
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