龍笛のケースと高麗笛のケース (坂根龍我 作品 紹介№398 )
下塗り、中塗りを終えた高麗笛ケースを研ぎ上げて上塗りを施した。
蒔絵師である僕には、美しく塗り上げて艶消しで仕上げるというのは至難の業である。
蒔絵師は金属粉を蒔き、絵を表現するため薄く均一に塗る事を修行させられる。
反して塗師屋は研ぎ上げたり、蒔絵が乗り磨かれても塗り面が剥げたりしないよう均一にポッテリと限界の厚さまでホコリを付かせず塗る事を修行させられる。
また漆を乾かす室の中の湿度も蒔絵と塗りでは違ってくる。
同じ漆を扱う職種でも根本から違うのだ。
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