waca-jhi's diary

笑いも涙も浄化には大きい力になるといいます。そしてカルチャーショックは気付きの第一歩、たとえ小さくても感動は行動への第一歩。

Xperia携帯ジャケット〜雲竜(4)〜 (坂根龍我 作品 紹介№271 )

龍を描く
置目を置いた図を描いていく。
まず、背ビレの芯だけを描いて金属粉を蒔いて乾かす。下毛打ち(したけうち)である。

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それが乾いてから、各々のパーツを黒漆で描き、粉筒(ふんづつ)に金属粉を入れ(今
回は焼錫粉)描いた場所に蒔き、毛棒(けぼ)で掃き寄せボカす。
これを重ならないように、1つパーツを描いては蒔くという作業を繰り返す。
背ビレの芯も塗り込んでしまい、同じように蒔く。
磨きで一体となって現れてくる。

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 このページは彦根市の漆の工芸家坂根龍我さんの了解をいただき
F.B.投稿を紹介させていただいています

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そして、胴、腹と描き、蒔いていく。
時間のかかる作業。

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今回、背ビレの芯部分も含め、乾かしながら3日にわけて全体が蒔き上がった!
結構、立体感が出てくれたかな?

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さてこれでしっかりと乾かし、次は漆で粉を固める作業だな。
ようやくここまで来た。

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今回は、バックの雲の存在感でうるさくなり、逆に龍の存在を損なう事になりそうなのでのウロコは描かない表現法とした。

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上手く仕上がってくれよ〜。(-。-;
                 
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